夏には明るい色で髪をカラーやブリーチして軽く見えるようにしていたけど、寒い季節になるとなんとなく髪の色も落ちついたトーンでイメチェンしたくなりますよね。
しかし、そこで問題発生!
ブリーチやカラーしていた髪を黒染め仕直してみてもちゃんと黒くならない・・・なんて事ありませんか?
一体これはどうしてでしょうか?
そこで今回は、ブリーチやカラーをしていた髪はなぜ黒染めしにくいのか、その問題について調べてみました。
まずはブリーチやカラーの仕組みについて知ろう!
カラー剤は簡単に言うと酸性の染料と脱色剤が合わさったもの。
お家でも漂白剤として使われる過酸化水素水の脱色効果を利用して、髪の黒い色素であるメラニン色素を脱色させ、その後酸性の染料を髪の中に閉じ込めていきます。
また、ブリーチ剤は染料がない漂白効果のみがあるものです。
つまり、髪のキューティクルをいったん痛めて、薬剤を浸透させて内部の色素を人工的に抜いてしまっているのです。
一度カラーやブリーチした髪に黒染めがしにくい理由とは?
一度カラーやブリーチで髪の色であるメラニン色素を脱色させてしまったら、それを復活させることはできません。
つまり黒染めするという事は、黒の人工的な色素を新たに髪の毛の中に入れ直す方法なのです。
地毛とは全く同じ黒に戻すということは不可能で、なるべく地毛に近い人工的な黒なら入れることができるという事!
しかし、黒染めとはいえカラーを入れるということはキューティクルを傷めてしまいますし、カラーやブリーチを繰り返してきた髪は、外壁であるキューティクルがもろくなっているため、髪の中のタンパク質や水分が外に流れやすい状況です。
それは、人工的に入れ直した黒の色も外に流れやすい状況にあるという事なのです。
黒染めしていったん髪の中に入れ直した人工的な黒も、だんだんと髪の外に流れ出し赤っぽく退色を始めてしまいます。
一般的に髪のダメージが大きい人ほど退色が進みやすいと言われていますが、どんなにケアしていても染色した黒は、日が経つにつれて退色が進んでしまうので、黒染めがしにくいと言われているようですね。
まとめ
カラーやブリーチした髪を黒染めし直すのは、なかなか難しいということをお分かり頂けたのではないでしょうか?
「では、髪の色を黒染めしたい時はどうする?」
という事ですが、なるべくダークなトーンの茶色を入れるなど真っ黒ではない色を入れる事をオススメします。
黒よりは退色が目立たないため、扱いやすいですし黒色よりも印象も柔らかく好印象になれるかも!
是非ご参考までに♪
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