無添加の化粧品が注目される中、シャンプーの成分にもこだわる方が増えてきました。
シャンプーの成分表示を見たときに、ポリソルベート60という文字を見て「あれ?」と思う方もいるようですね。
ポリソルベート60は食品添加物にも使われている成分なので、もしかしたら別のところで目にしたことのある人もいるかもしれません。
シャンプーにおけるポリソルベート60は、果たして安全な成分なのでしょうか。
ポリソルベート60とは?
シャンプーに含まれるポリソルベート60は、合成界面活性剤という分類になります。
界面活性剤というと石鹸や洗剤のイメージがあるせいか汚れを落とすものと認識されがちですが、本来は乳化といって水と油が混ざりやすくなるようにしたり、表面張力を弱める作用を持つもののことを言います。
要は、ドレッシングを振ったときに分離している水と油がすぐに混ざるような、そういった作用ですね。
シャンプーにおいては、それにより頭皮や髪についた皮脂や汚れを落としたり、流しやすくしたり、洗い上がりをさっぱりさせたりします。
ちなみに、これはポリソルベート「60」ですが、ほかにも「20」や「80」などの数字が付いているものもあり、数字が小さいほど油に近く、数字が大きいほど水に近くなります。
食品添加物としても
ポリソルベート60は食品添加物としても使われています。
乳化剤として使われるようになったのは、日本では2008年からなので、まだ歴史は浅いですが…。
アイスクリームやチョコレート、マヨネーズやドレッシングなど、様々な食品に使われています。
また、食品だけでなく乳液やクリーム、メイク道具、石鹸、シャンプーやリンスなどでも幅広く使われている成分となっていて、水に溶けにくい香料を溶かすために使われることもあります。
ポリソルベート60は危険?安全?
ポリソルベート60を使ったシャンプーですが、安全性は比較的高いとされています。
皮膚刺激や毒性などで大きな問題は特になく、あまり気にせずに使って大丈夫な成分のようです。
実際に食品添加物としても使われている成分なので、口に入れても大丈夫と考えると少しは安心できるのではないでしょうか。
まとめ
ポリソルベート60はシャンプーにも使われる成分ですが、食品添加物としても使われている成分です。
口に入れても大丈夫なので、シャンプーとして使っても比較的安全と捉えることができるようです。
あまり心配しなくても良さそうですね。
ポリソルベート60は界面活性剤で、表面張力を弱めて洗浄力を高めたり、洗い流しやすくしたりするためにシャンプーに使われています。
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