レバーやプルーンなどに豊富な鉄分!
不足すると貧血になることで有名ですが、貧血以外にも髪がパサつく原因が、鉄分不足にあることもあるようなんです。
そんな時に知っておきたい「ヘム鉄」という存在について解説していきたいと思います。
鉄分不足で髪がパサつく?
髪がパサつく原因にもいろいろあります。
紫外線やパーマ、カラーなどの強力なダメージによって髪が傷んでしまうことや、使っているシャンプーの洗浄力が強すぎて髪が乾燥していることなど…。
髪の乾かし方に問題がある場合もありますね。
ですが体の外側ではなく、内側に原因があることもあるのです。
その一つとして考えられるのが、鉄分不足。
鉄欠乏性貧血では、血液にのって全身に酸素を運ぶ「ヘモグロビン」が不足します。
つまり貧血は、体が酸欠になっている状態で、頭皮も同じように酸欠が起こると、髪がパサついたり抜け毛が増えたり、薄毛になったりしてしまうのです。
鉄分は2種類
「それじゃあ鉄分を摂ろう!」となるかもしれませんが、ちょっと待って!
鉄分にも2種類あって、それぞれの特性をよく理解しておかないと、せっかく摂取しても無駄になってしまうかもしれません。
まずは「ヘム鉄」!
これはレバーなどの肉類、それにシジミなどの魚介類に含まれている鉄分です。
それに対して「非ヘム鉄」は、ほうれん草やヒジキなど野菜類や海藻類などに含まれている鉄分です。
これらはどちらも小腸で吸収されますが、その吸収率が違います。
ヘム鉄のほうが吸収率が高い
ヘム鉄と非ヘム鉄では、ヘム鉄のほうが吸収率が高くなっています。
だいたい非ヘム鉄の5~6倍くらいで、鉄分が足りていないときは、できればヘム鉄を意識して摂りたいですね。
また、非ヘム鉄は吸収率が低いだけでなく、緑茶や紅茶、コーヒーなどに含まれるタンニン、もしくは食物繊維などによって吸収が阻害されてしまうことがあります。
非ヘム鉄から鉄分を摂取したいときには、これらと一緒に摂ることは避けたいところです。
逆に、ビタミンCやたんぱく質と一緒に摂ると、鉄分の吸収率がアップします。
たとえば味付けにレモン汁をプラスしてみたり、デザートに柑橘系の果物やイチゴなどを食べてみたり、ちょっと工夫してみてはいかがでしょう。
まとめ
髪のパサつきは、鉄分不足が原因となっていることもあります。
すべてのパサつきの原因が鉄分不足というわけではありませんが、貧血の症状があるなら可能性大です。
肉類や魚介類に含まれるので、ぜひ意識してみてください。
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