雑誌で見たあこがれの髪型になれるパーマ、かけている人も多いと思いのではないでしょうか。
でも、パーマはどうしても髪にダメージを与えてしまいます。
美容室から帰ってきてみたら髪がギシギシになっていた、そんなトラブルも多く耳にします。
パーマのどこに原因があるのでしょう?パーマで髪が傷むメカニズムを考えてみたいと思います。
パーマのメカニズムとは?
髪の毛の内部では、ケラチン(たんぱく質の一種)が互いに結びついて髪質を維持しています。
パーマに使う薬剤は、そのケラチンの結びつきを壊して、ロッドなどで髪にクセをつけたあとで再結合させるはたらきを持っています。
一般的に二回にわたって薬剤をつけるのは、「ケラチンの結合を破壊するため」と「破壊したケラチンを再結合させるため」。
髪の内部に影響を与えるパーマは、やはり髪にとって良くないことがわかります。
パーマで髪がギシギシになるのは?
まず一つ目は、髪の表面を覆っているキューティクルが剥がれてしまうこと。
薬剤をつける、ロッドを巻く、加温する……パーマの手順のほとんどでキューティクルにダメージを与えています。
キューティクルには髪の水分を保持する役割があるため、ダメージを受けて剥がれてしまうとパサパサ・ギシギシの髪になってしまうのも頷けますね。
もう一つは、髪の内部にあるコルテックスという組織までダメージを受けてしまうこと。
髪の構成成分の80~90%を占めているコルテックスには、髪の強さやしなやかさを維持する役割があります。
しかし、パーマの薬剤は髪の内部にまで浸透してしまうので、コルテックスが破壊されて中身がスカスカになってしまうのです。
髪へのダメージが少ない「クリープパーマ」って?
髪へのダメージを減らしたいならクリープパーマがおすすめです。
クリープパーマ専用の薬剤は、けっして強力ではありませんが浸透性に優れていていることが特徴です。
薬剤をつけておくのは短時間でOK。
でも、しっかり浸透するからパーマはかかりやすい。
髪へのダメージが少ないうえに、パーマ持ちも良いクリープパーマを検討してみてはいかがでしょう。
まとめ
パーマで髪がギシギシになってしまうのは、薬剤が髪の内部にまで浸透して作用しているため。
髪を覆っているキューティクルはもちろん、内部のコルテックスにまでダメージがかかってしまうのですね。
髪への負担も考えて、パーマをかける頻度などを見直してみると良いでしょう。
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