キレイにカラーされた髪って憧れますよね?しかしコスト的な問題や、学校の校則などでカラーができないという場合もあります。
そんな時に話題になるのが、カラー剤の代わりになる低コストな代用品!
「髪をカラーするにはオキシドールがいいよ!」というSNSの口コミを見た事がありますが、実はこれ、とってもリスクがあるようなんです。
そこで今回は、髪を脱色するのにオキシドールを使うのがなぜ良くないのか詳しくご紹介したいと思います。
目次
そもそもオキシドールって一体何?
なぜオキシドールで髪が脱色できるのでしょうか?その秘密は、「オキシドールとは何か?」に隠されているようなのです。
オキシドールとは、消毒剤であるということはみなさんご存知ですよね?
オキシフルとも呼ばれますがこれは商品名で、正式名称は「過酸化水素水」と言います。
その名の通り過酸化水素に水を加えたものであり、オキシドールの過酸化水素の濃度は3%!
過酸化水素水は、実は強力な「酸化剤」であり「漂白剤」です。
消毒用などに使われる濃度3%ぐらいのものでしたらそれほど問題がないのですが、濃度が30%を超えるものに間違って触ってしまうと、肌が白くなりただれたようになり、激痛が生じてしまうよう・・・。
過酸化水素は、濃度によって家庭の消毒薬、漂白剤から工業用のいろいろな分野で薬品として使われているのです。
オキシドールの漂白効果で髪の色素を脱色出来る?
お家にあるハイターなどの漂白剤を見ていただくとわかると思うのですが、こちらにも過酸化水素水が約3%で含まれているんです!
つまりオキシドールで髪を脱色させるのは、過酸化水素水の漂白効果を利用しているのです。
オキシドールでの脱色は簡単で、ただオキシドールを髪にまんべんなくふりかけるだけ!
ただしカラー剤とは違いますので、何分置いたらどのぐらい茶色になるかは誰にもわかりません。
その為、しっかりと脱色の様子を見ていく必要があります。うっかり時間を置き過ぎると金髪になってしまうということも十分ありえるので注意が必要ですね。
なぜオキシドールでの脱色はNGなの?その2つの理由はコチラ!
①髪の毛がものすごく痛む
前にもお話ししましたが、オキシドールは酸化剤です。
髪の毛に使うと、酸によって髪のキューティクルが破壊されてダメージを受けてしまいます。
ひどい場合は、髪の毛がぶちぶちと切れてしまうという最悪の結果を引き起こしてしまうようです。
②オキシドールが目に入ると危険!頭皮の荒れを引き起こす原因にも
本来オキシドールは、粘膜や肌の薄いところには使ってはいけないもの!
粘膜や肌の弱い所に使うと、痛みや肌荒れを引き起こしてしまう事もあるのです。
しかも、オキシドールに含まれている酸が目に入ると大変危険で、目の粘膜を酸で溶かしてしまうので、ひどければ失明の恐れが・・・。
オキシドールが目に入ったら、すぐに水でよく洗い流して眼科の診察を受けてください。
また頭皮など、肌の弱い部分につかないように十分な注意が必要です。
まとめ
オキシドールは安く手に入るし、髪への脱色効果も一応確かなもの・・・。
しかし、薬品であり本来使ってはいけない髪への使用は大変な危険を伴いますので、カラーがしたいのであれば、安全なカラー剤の使用か美容院での施術をおすすめします。
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