割とお高めのシャンプーを使っている方だと、成分表示のところで「ココイルメチルタウリンna」という表記を見たことがあるかもしれません。
「ココイルメチルタウリンna」は、ハワイなどの南国でよく見かけるヤシの木(ココヤシ)由来の界面活性剤の事!
自然由来というところに安心感が持てますが、ほかの界面活性剤よりも優れているのでしょうか?
ココイルメチルタウリンnaとは?
“ココヤシ”というと、いまいちピンと来ないかもしれませんが、一般的に”ヤシの木”と言って思い浮かべる木がココヤシです。
ココナッツが実る、あの木の事ですね!
ココイルメチルタウリンnaは、そのココヤシから取れる成分で、シャンプーにおける界面活性剤の役割を担っています。
天然由来成分なのでお値段は少々お高めで、使われているシャンプーも、いわゆる高級シャンプーが多く見られます。
どんな特徴があるの?
一般的に界面活性剤は、石鹸や洗剤で思い浮かべるように洗浄力が強く、皮膚への刺激も大きめというイメージがありますが、ココイルメチルタウリンnaは刺激が少なめの界面活性剤となっています。
名前の中にも入っている「タウリン」は牡蠣やイカ、タコなどに含まれる成分ですが、アミノ酸系シャンプーとよく似た作用も持っています。
そのため、ココイルメチルタウリンnaの配合されたシャンプーは、「アミノ酸系シャンプー」に分類されることもあるのです。
刺激は少なめ、でも泡立ちは良く、洗った感じはさっぱりしますが、仕上がりはふんわりします。
どんな人にオススメ?
程よい洗浄力なので、皮脂を適度に落としてくれます。
頭皮の皮脂は気になっているけれど、あまり落としすぎてキシキシしたり、パサついてしまうのは困るという人にオススメですね。
また、カラーリングが落ちてしまう心配も少ないので、髪を染めている人も使い勝手が良いと思います。
カラーリングやパーマ、紫外線などで髪が傷んでいる人、それにもともと髪の毛がデリケートだという人にもおすすめです。
安全性は大丈夫?
天然由来なので、一般的な合成界面活性剤よりも安全性は高いと言えます。
ただし、ココヤシから成分を抽出したときに不純物が混ざっている可能性もあり、それによってアレルギー反応を起こしてしまう人もいます。
使っていてアレルギー症状が出てしまうようなら、他のものにチェンジしたほうが良いかもしれませんね。
まとめ
ココイルメチルタウリンnaは、ココヤシ由来の天然の界面活性剤です。
そのため安全性は高く、肌への刺激も少ないのですが、その分お値段も高めになってしまいます。
ですが頭皮や髪へのダメージを押さえつつ、汚れや皮脂を適度に落とすマイルドな洗浄力を兼ね備えているので、気になる人はぜひチェックしてみてください。
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