長年のパーマやカラーを続けると、知らず知らずのうちに髪のダメージが蓄積されていくもの。
繰り返すパーマ液やカラー剤の刺激によって特に毛先がパサパサしたり、時間が経つとせっかく染めたカラーが抜け落ちてしまって一気に髪のダメージが目立つようになってしまいます。
でも、なんとかダメージを目立たなくしてカラーを続けたい!そんな夢のようなことが叶うんです。
それはカラーに選ぶ色を「パープル」にするだけ!
なぜパープルが髪の痛みを目立たせないのでしょうか?
詳しく調べてみました。
カラーで髪が痛むわけって?
カラーを続けている髪は、気をつけてケアしていても徐々に傷んできてしまいます。
それは、カラー剤の成分に「ブリーチ」が入っているからです。
そもそも髪に好みのカラーを入れたければ、髪の内部にある日本人の黒髪の色素「メラミン」が邪魔になってきます。
そのためブリーチ剤で、ある程度メラミンを抜いたところに、人工色素を入れて自分の好きなカラーにしているのです。
つまりヘアカラーとは、脱色と発色をほぼ同時に行う施術というわけなのです。
ではメラニンを抜く方法は?
メラミンを抜くためには、まず髪の表面を守るキューティクルを破壊しなければなりません。
キューティクルを破壊することにより髪のツヤは失われ、キューティクルに隙間ができて髪は傷んでしまいます。
また髪の内部に人工的に入れた色素も、残っている髪のメラニン色素も毎日のシャンプーなどで外に流れ出してしまうことがあります
特にカラーした髪はキューティクルが傷んでいるので、隙間から色素が抜けやすい状態です。
髪が色褪せる時、日本人の髪はまず赤っぽくなりその後黄色っぽく退色していきます。
この退色した黄色い髪の色が、パサパサで乾燥したような髪質に見せるのです。
黄色くいたんだ髪にパープルがオススメな理由は?
髪が痛むと黄色っぽく退色するため、余計に傷んだ髪が目立ってしまうのですが、痛みを目立たせないためにはこの髪の黄色をうまくごまかすのがポイント!
これには「補色」という色彩学の知識が使えるんです。
補色とはお互いの色を最も目立たせる、いわば正反対の色!
「黄色の場合は紫」「赤の場合は緑」「青の場合はオレンジ」
実はこの補色同士、絵の具の場合混ぜ合わせると灰色から黒に近い色なり、カラー剤だとブラウンに近い色にになるんです。
そのため、黄色く傷んだ髪に紫を入れると、あら不思議!アッシュがかった落ち着いたブラウンになるんです。
そのため、実際は傷んだ髪でもキレイなブラウンになる為、目立たなくなるのです。
まとめ
いかがでしたか?
傷みのために黄色くなった髪の場合、この方法はすぐに使えそうですよね。
ただし覚えておいて欲しいのが、この方法はあくまで色彩学を利用したいわば「錯覚」だということ。
実際のダメージが改善するのではないので、髪のダメージがひどい場合の対処法は信頼できる美容師さんに相談してくださいね!
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