グルタミン酸はたんぱく質を構成するアミノ酸の一つ。
体内でも作ることが可能なため、非必須アミノ酸と呼ばれています。
グルタミン酸というとうま味調味料の成分としても有名ですが、実は味だけではなく髪にとっても注目の成分なんです。
そこで今回は、グルタミン酸の髪への効果についてさっそく見ていきましょう。
グルタミン酸とは?
グルタミン酸は、昆布などの海藻類、白菜、トマト、緑茶、イワシなどに含まれるアミノ酸の一種です。
うま味成分として、うま味調味料にも使われています。
グルタミン酸は脳の神経伝達物質として使われるほか、体内のアンモニアの解毒、利尿作用、血圧を下げる作用、それに美肌効果もあるとされています。
さらには、脳の興奮を鎮めるGABAを作る働きも持っていて、ストレス解消にも効果的成分です!
髪への効果は?
髪の主成分は、たんぱく質の一種であるケラチンです。
このケラチンは、18種類のアミノ酸によって構成されていて「シスチン」が最も多く含まれています。
そして次に多いのが、実は「グルタミン酸」!
ちょっと意外かもしれませんが、グルタミン酸が不足すると、髪の主成分であるケラチンも作れない、もしくは弱くなってしまうということなのです。
グルタミン酸は基本、食事から摂取することになると思いますが、不足しないように多く含まれる食材をバランスよく食べたいですね。
摂りすぎにも注意が必要なんです!
グルタミン酸は不足すると健康的な髪が作れなくなってしまいますが、たくさん摂取すれば髪もたくさん生えるというものではありません。
逆に過剰摂取してしまうと、幻覚や睡眠障害といった症状が出てしまうことが確認されているようなので、うま味調味料の使い過ぎ、またサプリメントなどからグルタミン酸を大量に摂取することは避けましょう。
グルタミン酸は体内でも生成可能なので、プラス食事から少し摂れれば十分に間に合うと考えられます。
髪のことが気になる人は、海藻類や白菜、トマトなどを上手く食事に盛り込むようにしてみてください。
まとめ
グルタミン酸は、髪を構成するケラチン(18種類のアミノ酸が集まってできているもの)のうち、2番目に多い割合のアミノ酸です。
過剰摂取は注意が必要ですが適度な量を取って、美髪を目指してみてはいかがでしょうか?
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