シャンプーを買うときに、裏面の成分表示までチェックしていますか?

シャンプーは洗浄力も大切ですが、洗浄力が強くなるほど、肌への刺激も強くなると言われています。

今回は、ステアルトリモニウムブロミドという成分に注目して見ていきたいと思います。

ステアルトリモニウムブロミドとは?

シャンプーの洗浄力のもとになっている界面活性剤に分類されるステアルトリモニウムブロミドですが、その中でも「四級カチオン界面活性剤」というものになります。

このカチオン界面活性剤の中で”四級”はもっとも作用が強力で、洗浄力も強いとされています。

ステアルトリモニウムブロミドがプラスイオンなのに対し、髪はマイナスイオンなので、プラスとマイナスで吸着し合うという仕組みです。

ステアルトリモニウムブロミドは洗浄力のほかにも、帯電防止作用、柔軟性を高める作用などリンス剤としての働きも強力です。

そのため、ギシギシ・ゴワゴワの髪を一時的に指通りなめらかに、しなやかにしてくれますが、一方で根本的なダメージ補修はできないとされています。

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洗浄力が強力な分デメリットも…

シャンプーとして洗浄力が高いというのは有能にも思えますが、その分、皮膚への刺激も強いということを忘れてはいけません。

特に四級カチオン界面活性剤は、頭皮など肌にはできるだけ直接つかないようにしたほうが良いとされています。

ステアルトリモニウムブロミドが含まれているシャンプーは控えて、コンディショナーやトリートメントとしてこの成分を利用したほうが良さそうですね。

ただし、コンディショナーなどで使ったとしても、頭皮には直接つかないように気を付ける必要がありますよ。

安全性は?

ここまで見ると、ステアルトリモニウムブロミドはちょっとシャンプーとして使うのは怖いなという印象です。

実際に、2001年には廃止されてしまいましたが、表示指定成分として登録もされていた成分で、アレルギーなど皮膚症状が懸念されています。

もしステアルトリモニウムブロミドが配合されている化粧品などを使って、肌にかぶれや炎症などの異常が見られた場合は、もう使わないほうが良いでしょう。

まとめ

ステアルトリモニウムブロミドは強力な洗浄力をもつ成分で、シャンプーよりも、リンスやコンディショナー、トリートメントとして使ったほうが良さそうです。

汚れを落としたり、指通りをなめらかにするリンス作用としては強力ですが、それだけ皮膚刺激も強いため、アレルギー症状などが出てしまう人もいるようです。

主に安価なシャンプーに使われる成分なので、そういったものを買っている方は、ちょっと成分表示をチェックしてみたほうが良さそうですね。

 

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