ヘアカラーの中でも、特に自然派の方々に絶大な人気を誇る「ヘナ」!

髪に優しく染まり、しかも天然のトリートメント効果があるから、薬剤アレルギーの場合でも使えるというのですから、気になるところですよね。

しかし、ヘナで染めた後に髪がギシギシにきしんでしまって、期待していたような効果が得られなかったという声もちらほら聞かれます。

そこで今回は、そんなヘナ後の髪がぎしぎししてしまう理由について調べてみました。

そもそも「ヘナ」って何?

ヘナ 髪 きしみ

ヘナとは、インドなど熱帯地域原産の指甲花(しこうか)と呼ばれる植物の粉末から作られた自然の染料の事。

特に白髪染めによく使われていて、「インディコ」という青み色と、「ヘンナ」というオレンジ系に染まる色の二種類があり、これを混ぜて自分の染めたい色を作って髪を染めます。

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ただ、自然素材のために色の出方はその人の髪質や状態に左右されるのが特徴!

そのため、薬剤で染めたときのように色が出なかったり、または明るくなりすぎたりと予測が難しいのがデメリットなのです。

さらに、ヘナを塗ってからの放置時間も人それぞれなので、前回の色を再現するのが難しいとまで言われています。

ヘナの最大のデメリットは?髪のきしみはなぜ起きる?

へナを使ってから髪がギシギシしてまとまりなくなる問題は、別名「ヘナショック」とも呼ばれています。

髪がごわごわでまとまりがなくなり、特に水に濡らした時にギシギシがひどくなる状態に・・・。

ヘナの自然のトリートメント効果を期待して施術を受けた場合、かなりショックを受けてまいますが、実はこれはヘナのメカニズムに関係しているのです。

ヘナのメカニズム!

傷んだ髪というのは、髪の表面のキューティクルがはがれて落ち、髪の内部のタンパク質が流れ出ていてスカスカな状態です。

そこにヘナを使用すると、ヘナの粒子が傷んだ髪の内部に入り込み隙間を埋めていき、ヘナのローソニアという色素が髪のケラチンというタンパク質にしっかり絡みつき、タンニンという物質が髪をぎゅっと引き締めてくれます。

さらにヘナは水をはじく性質もあるので、人工のトリートメントとは全く違うものなんです。

今まで薬剤のトリートメントなどで人工的なツヤツヤでつるつるした手触りに慣れている場合、ヘナが水をはじき出してぎゅっとする手触りには慣れていません。

そのため、ゴワゴワでギシギシした髪になってしまうという事のようです。

まとめ

ヘナ後の髪のきしみやゴワゴワは、今まで行ってきたトリートメントとは全く違う天然のトリートメント効果から起きるものです。

今までとは手触りが違うので初めはビックリしてしまいますが、髪へのダメージはないようなのでご安心を!

とはいっても、髪が扱いにくいのは困りものだと思います。

でもヘナを何回か繰り返すことで、手触りや髪質も落ち着いてくるとはいわれているので髪のダメージ軽減の為にも是非試してみてはいかがでしょうか?

 

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