最近ではオリーブオイルをはじめ、えごま油や亜麻仁油など健康に良いとされる油が注目されています。
今回はその中から「亜麻仁油」に注目してみましょう。
亜麻仁油とはどんな油なのか、髪に使うとどんな良い効果が得られるのか、さっそく見ていきたいと思います。
亜麻仁油とは?
亜麻仁油は、亜麻という繊維としても使われる植物の成熟した種子から抽出されて作られます。
日本で亜麻を栽培しているのは北海道だけなので、あまり馴染みがないかもしれませんが…。
亜麻仁油の特徴としては、α-リノレン酸が多く含まれていること!
α-リノレン酸とは、体に良い油と言われている不飽和脂肪酸(その中の「オメガ3脂肪酸」というものに分類されます)で、体内で作り出すことができないため、必須脂肪酸と言われています。
このオメガ3脂肪酸の仲間には、青魚で有名なDHA、それにEPAがありますね。
α-リノレン酸は体内でこのDHAやEPAにも変換されるので、まさに体に良い油なのです。
食べるときは?
亜麻仁油を食べるときには、光や熱に弱い性質をいうものを理解しなければなりません。
亜麻仁油は血液をサラサラにしてくれるほか、抗炎症作用やアレルギー症状の緩和、ダイエット効果、美肌効果など、様々な良い作用を持っていますが、それを効率よく得るためには生のまま食べることがポイント。
サラダや豆腐などに、生のままかけて食べると風味も味わえて良いですね。
目安は1食あたり小さじ1杯ほどです。
髪への効果は?
亜麻仁油は、ヘアオイルとして使うと良いようです。
髪に塗ることで指通りをなめらかに、艶のある髪にしてくれます。
また、シャンプー前に髪に付けて、そのまま5~10分ほど置き、その後シャンプーで洗い流せばヘアパックになりますね。
亜麻仁油を付けて蒸しタオルをすれば、さらに効果的です。
もしくは、頭皮マッサージにも亜麻仁油は大活躍!
亜麻仁油は血液をサラサラにして血行を良くしてくれる作用を持っているため、頭皮の血行も良くしてくれます。
髪の毛の栄養はたんぱく質ですが、そのたんぱく質も血液に乗って流れてきます。
頭皮の血行を良くすることで、髪にも栄養が行き渡りやすくなり、発毛・育毛効果が得られるかもしれません。
まとめ
亜麻仁油には体に良い油とされるオメガ3脂肪酸の一つ「α-リノレン酸」が多く含まれており、血液をサラサラにしてくれます。
それによって血行も良くなるので、頭皮マッサージに使えば頭皮の血行改善につながり、髪に栄養が行き渡りやすくなりますね。
最近髪が薄くなってきたとお悩みの方は、亜麻仁油を食べるだけではなく、頭皮やヘアケアにも使ってみてはいかがでしょう。
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